このところ降ったり照ったりの天気だが今朝は久々の快晴。気になっていた佛行寺のツツジを見に朝一番で家を飛び出した。素晴らしタイミングでツツジが迎えてくれたが、おそらくこの週末がピークであろう。
そ場所は笛田山佛行寺。笛田公園から湘南深沢へ降りていく道の途中にあるのだが、不便な場所なのでちょっと観光にというわけにはいかない。そのせいか訪れる人は多くない。
この時期、境内の裏山全山がツツジの花で覆われる。なんとも絶景だが、ツツジの花は短命なので盛はほんの数日ということになる。ツツジと言っても驚くほどの種類が植えられているので、すべてが同時に満開になるわけではない。おそらく咲き始めてから2週間近くは楽しめそうだが、これとて天気や温度にもよるので、あとは運のようなものだ。
朝の散歩で、鎌倉山を縦横無尽に歩き回っていた時にたまたまこの寺を見つけた。ずいぶん前のことだが、未だに毎年ツツジと睡蓮やハスの花の季節に楽しませて頂いている。
小さな寺とはいえ、広大な敷地であることに変わりはない。ともかく境内隅から隅まで見事に掃除が行き届いていることに訪れるたびに関心する。
我が家にもツツジがあって、毎年きれいな花を楽しませてくれるが、きれいに咲いてもらうには、それなりの手入れが必用だ。花が終わると花がら摘みと言って、咲き終わった花がらを一つ一つ、つまんで取るのだ。これを怠ると一面見事に花で覆われるということにならない。そして年に二度ほどの刈り込み。我が家の狭い庭だけでも大変なのに、佛行寺の立っているのも大変な斜面に咲くツツジの手入れは想像しただけで大変だ。まさか和尚ひとりの仕事ではないと思うが、花の時期のみならずいつ訪ねてもきれいで清々しい境内は、おのずと和尚さんのお人柄をうつしているい違いない。
ツツジを逃した方は睡蓮やハスの花の咲く6、7月の時期がおすすめだ。ちなみに、入山料は山門の賽銭箱に金100円也と書かれている。いまどき申し訳ないような気になるのだが、これもきっと和尚さんの人柄なのだろう。